はい、浦和のキャンパーKazumaです!
今回はキャンプ抜群の存在感を誇るランタン
【ペトロマックスHK500】の工程ごとに炎上させない正しい使い方を紹介していきます。
個人的にも大好きなランタンですので丁寧にお伝えしていきます。
個人的にはペトロマックスHK500以上のランタンはありません!
点火工程が覚えられない人はこの記事をデスクトップ等に保存することをお勧めします^^
メインランタンとして最高峰ですので大事に使っていきましょう!
ペトロマックスHK500の説明書が見たい方は以下のリンクををタップしてください^^
部品名も全て記載されておりますので何かと便利です。
以下の8つのステップに分けて徹底レビューしていきます。
解説用に画像と動画も多く用意しましたのでゆっくりご覧ください!
ペトロマックスHK500でキャンプを楽しもう!
是非ご覧ください!
まず開封後に注意いただきたいのは保護リング(ピンクの輪っか)を外しましょう!
保護リングの外し方は以下の手順で外していきます。
まず下記画像の赤丸部分のネジを緩めて外します。
問題なくネジを緩めたらヘッドカバーを外します。
ヘッドカバーを取り外すとインナーチムニーというマントルを取り付ける部品が出てきます。
インナチムニーを外すとピンクのプラスティック保護リングが出てきますので外してましょう^^
これを外さないと炎上します!
ホヤガラスの下にもあるので忘れずに取り外します。
保護リングを忘れずに取っておかないと点灯の際にホヤガラスが真っ黒になってしまい、早速修理行きとなる可能性があります。
この通り対処すれば問題ないので要注意です^^
故障の原因となるので注意しよう!
このステップ②は特に重要な工程ですので押さえていきましょう!
ポイントを整理しましたので結論からお伝えして詳細を説明していきます。
- インナーチムニーのノズルが緩んでいないか
- ミキシングチューブのネジが緩んでいないか
- ジェネレーターの上部にあるニップルが緩んでいないか
- クリーニングニードルが正常に動くか
この4つの点検は点灯前に行わないとトラブルのもとになりますので必ずチェックしていきましょう!
4つの工程を具体的に解説していきます^^
この工程を怠って炎上してしまうことが多い!
インナーチムニーのノズルはしっかり締めておきましょう!
怠ると点灯の際、熱膨張でノズルが緩んでしまい、最悪ノズルごと落下します。。。
点灯の際に炎上してしまう原因にもなりますので忘れずに締めておきましょう^^
以下にて私の失敗談も共有します!
あまりにも強く締めるとこのようにノズルが割れます。
ノズルはセラミック(陶器)でできているので力一杯締めると割れちゃうんですよね^^;
ある程度締めればOK^^
僕が当時ノズルを割ってしまった詳細の状況はこちらのブログで紹介しております!
セラミックノズルを割ってしまって色々調べた結果以下のことがわかりました。
セラミックは割れるリスクがあるのでステンレスの方がいいと思うのですが実はそんなに単純じゃありません。
実際にスター商事の店員さんにお聞きしたところステンレスノズルはおすすめできないとお聞きしました。
- チャンバーとの噛み合わせがズレやすいので点灯しても緩みやすい
- セラミックノズルより灯りが若干暗くなる
僕はペトロマックスHK500の力強い灯りに惚れ込んで購入したのでセラミックノズルでずっと使っています^^
個人的には部品が壊れるところも含めてペトロマックスHK500だと思うので余計大事にしています笑
故障やトラブルを想定してノズルのスペアは数個持っていた方がいいですね。
本当に緩みやすいので要チェック!
続いて2つ目の点検です。
チェックするのはミキシングチューブのネジ部分!
このネジも緩みやすいのでしっかり締めていきましょう^^
締め方はペトロマックスHK500を購入する際に付属でついてくる「専用スパナ」を使います。
このスパナを使ってネジの緩みをきちんと締めてあげればメンテナンス完了です。
きちんとメンテナンスしていこう!
続いて3つ目の点検です。
チェックするのはニップルの緩み!
こちらも点灯前に緩んでいないかチェックします。
もし緩んでいた場合は先ほど紹介した「専用スパナ」でしっかり締めていきます。
熱膨張で緩みやすい部分になるのでこちらもしっかりメンテナンスしていきます。
ニップルも故障することもあるのでスペアがあると安心です^^
ペトロマックスHK500hは229個のパーツでできています!
最後の点検項目です!
少し見にくいのですが上記の画像で針のようなものが出ていると思います。
これがクリーニングニードルです^^
グリップホイールの矢印を上向きに回すと針が出てきます。
正常であればグリップホイールの矢印を下向きに回すと引っ込みます。
クリーニングニードルの針が出てこない場合は針が折れている場合等もありますので修理が必要です。
こちらも単体の部品で販売されています^^
独特の灯りを放つ最高級ランタン!
ステップ②の確認ができたらいよいよマントルを取り付けていきます!
マントルを以下の画像で紹介します^^
実際に取り付ける部分はノズルの窪み部分となります。
取り付け方法はノズルの窪み部分に覆い被せるようにします^^
ある程度位置を決めたらマントルを縛る紐があるのでその紐を引っ張る。
引っ張っていくとマントルの口部分が閉まります!
ノズルの窪み部分にマントルがしっかりフィットしたら二重結びをして縛ります。
余った紐は綺麗に根本からハサミで切断してください。
取り付け後はこのような感じになります。
マントルに特にこだわりがない方は純正ではないマントルもありますが、スター商事のスタッフはお勧めしないと言っておりました。
僕は浮気せずに純正品のマントルを使い続けています!
ステップ④では燃料である白灯油をペトロマックスHK500のタンクに注入していく工程を解説します^^
まず「圧力計付き注油口キャップ」を半時計回しで開けていきます。
開けると注油口があるのでこの中に白灯油を入れましょう。
注油口が小さくて白灯油を入れにくいので購入した際に付属される「ジョウゴ」を使います。
ジョウゴを注入口に差し込んで注ぎ口を大きくします^^
ペトロマックスHK500のタンクは1リットル入るのですが満タンに入れてはいけません。
白灯油を入れすぎてしまうとポンピングしても圧力がかかりにくくなってしまうためです。
そのため7分目を超えないように白灯油を入れていきます^^
(多少の誤差は問題ありません)
慎重に入れていけばなんとなくわかると思います。
白灯油を入れることができたら「圧力計付き注油口キャップ」を締め直します。
その際「圧力調整スクリュー」はきちんと締めておきましょう。
時計回りで締まります。
手間暇かけて点灯させるのが楽しいんです!
上記でもお伝えしましたがペトロマックスHK500のタンクに入れる燃料は「白灯油」。
白灯油については以下の商品がスター商事でお勧めしているものになります。
当初の私もこちらを使っていました^^
ですが実際にスター商事に確認したところ、ガソリンスタンドの灯油でも問題ないということです!
ガソリンスタンドの灯油の方がコスパがいい!
1リットル100円ぐらいですからね笑
ガソリンスタンドの灯油を使っていくのであれば1点注意事項です!
実際に私が購入したタンクはこちら。
ドイツ製のタンクで無骨でイケてます。容量は2リットルで2泊しても容量的には大丈夫!
かなり頑丈なので液漏れもありません^^
大きさもちょうどいいので重宝しています。
上記の2リットルの容量タンクのみではキャンプに行くたびに補充が必要で少し面倒^^;
効率の良い方法をアドバイスします!
少し面倒と感じる方は20リットルぐらいの大きいタンクも購入するととても楽です^^
我が家で20リットルのタンクに灯油を入れて家で保管しております。
2リットルのタンクがなくなればここから補充するようにしています。
日常生活では電気代を節約するためエアコンをできる限り使わないようにするためストーブ用でも大活躍です^^
続いてはステップ⑤の工程「マントルの空焚き」です!
初めての人はちゃんとできているか不安になるかもしれませんが丁寧に解説しますので是非ご覧ください^^
空焚きをするためにポンピングをしてタンク内に圧力をかけていきます。
自転車のタイヤに空気を入れるような感覚です^^
ここでポイントをお伝えします!
「圧力計付き注油キャップ」の赤色の目盛りに到達するまでポンピングする
です!
以下の画像でわかりやすく解説しま^^
なおグリップホイールの矢印の向きは上むきでポンピングしてください!
LEDライトにはないこの作業が最高!
では空焚きの手順をお伝えします^^
予熱バーナー用レバーを押し下げます。
押し下げますと霧状になった白いガスが噴き出します。
押し下げたらすぐさま「フレームチューブ」の箇所に火を当てて着火させます。
結構大きな音で「ゴォォォォォ〜」という音がしますので慌てないようにしましょう^^
チャッカマンが一番やりやすいと思います。
マントルにきちんと着火しましたら予熱バーナー用レバーを戻してください。
着火させたらマントルがじわじわと灰化していきます。
全体が灰火するまで待てばOK!
マントルの全ての箇所が灰化しましたら空焚き完了です!
空焚きしている動画も用意しましたので流れをご覧いただければと思います^^
娘にめちゃ煽られてる笑
ここまで来ました!
遂に点灯させる工程です^^
先にポイントをまとめました。
以下の手順で点灯することができます。
- ポンピングをして圧力計の針を赤の目盛りまで
- 予熱バーナー用レバーを下げてフレームチューブの根元に着火
- 最低でも90秒ジェネレーターを熱する(プレヒート)
- 90秒経過したらグリップホイールの矢印を下に向ける
- マントルが点灯したことを確認して予熱バーナー用レバーを元の位置に戻す
- 圧力が落ちているのでポンピングして再び圧力計の針を赤の目盛りまでキープする
では工程ごとに詳しく解説します。
空焚きをした時と同様に再度ポンピングをおこない圧力計の針を赤の位置まで戻しましょう!
空焚きをおこなったことでタンク内の圧力が落ちているため再度ポンピングが必要になります。
丁寧にポンピングしてあげてください^^
こちらも空焚きをした時と同じことをおこないます。
予熱バーナー用レバーを下げます。
押し下げますと霧状になった白いガスが噴き出します。
押し下げたらすぐさま「フレームチューブ」の箇所に火を当てて着火させます。
空焚き時同様に「ゴォォォォォ〜」という音がして炎が上がります。
フレームチューブの根元に着火して90秒ジェネレーターを熱します。
この工程を「プレヒート」と言います。
iponeをお持ちの方はプレヒートの時間をSriにお願いすると便利です。
スマホに向かって
「Hey Siri !90秒測って!」
と指示します。
90秒後にアラームを鳴らしてくれるので非常におすすめで簡単です^^
プレヒートをしている時の動画もありますので参考にしてください。
ステップ②ができていないとこのプレヒート時に炎上します。
きちんとポイントを押さえて点灯させましょう^^
プレヒート中は炎上しないかドキドキ!
しっかりプレヒートできたらグリップホイールを回転させ矢印が下になるようにします。
そうすることでマントルが綺麗に光を放ちます!
待ちに待った眩しいほどの暖色系の灯りが灯ります^^
マントルに光が灯ったことが確認できた後は予熱バーナー用レバーを元の位置に戻します。
プレヒートをしたことでタンク内の圧力が弱くなっているので再びポンピングしてあげて赤の目盛りまで圧力をかけてください。
これで点灯作業は完了です!!
お疲れ様でした!
後は1時間毎ぐらいで圧力計を確認して圧力が落ちていれば都度ポンピングしてあげてください^^
圧力計の針を赤の目盛りまで圧力をかければ火を安定させることができます。
【ボタンひとつで点灯するランタンにはない充実感がペトロマックスHK500はあります】
これが最高に楽しいんですよね!
このランタンを購入した方には一つ一つの工程や部品と遊んでもらえると嬉しいです!
これからも大切に使っていきたいですね!
点灯した際にランタンを吊るすキャンプギアは必須です。
我が家はスノーピークの「パイルドライバー」を使っています^^
ポールを地面に突き刺してランタンを吊るしキャンプギアです。
これは灯りを確保する際は必要なので持っていない方は購入しましょう!
灯りを広く照らすためにも必要だね!
消灯したい場合は画像で解説している通り圧力スクリューのネジを緩めてタンク内の圧力を抜いていきます。
「プシュ〜」
という音が鳴りタンク内の圧力が落ちていきます。
何も音がしなくなったらOK。
完全に圧力が無くなったことを確認して再度ネジを締めてから就寝しましょう!
消灯作業はめっちゃ簡単!
使用後にタンクに残った灯油はきちんと保管用のタンクに戻して次回使えるようにしましょう!
使用後は以下のメンテナンスをおすすめします^^
- インナーチムニーのノズルが緩んでいないか
- ミキシングチューブのネジが緩んでいないか
- ジェネレーターの上部にあるニップルが緩んでいないか
- クリーニングニードルが正常に動くか
内容としてはステップ②と同じです!
使用後にメンテナンスしておけば次回が楽です!
後は煤などの汚れが付いているのでウェットティシュなどで綺麗に拭き取っていきましょう^^
大切にメンテナンスしていけば新品にはない味が出てきます。
メンテの積み重ねが非常に大事だと思います!
今回のブログで紹介してきたペトロマックスHK500に関するギアをご紹介していきます。
気になるものがあればご覧ください^^
かなり長文になりましたがなるべくわかりやすく画像の説明も交えて解説していきました^^
ペトロマックスHK500を購入しようと思っている方や購入した人に参考になればめちゃくちゃ嬉しいです!
暴れ馬と言われ、やんちゃなランタンと称されることもありますがデザインもかっこいい!
僕自身はメインランタンとしては傑作だと思っています。
そして自信を持っておすすめします^^
ペトロマックスHK500に関連するブログを他にも記載しております。
準備しておくべきスペア品やメンテナンス方法なども詳しく解説していますので興味がある方は以下のブログを是非ご覧ください^^
みなさんもお気に入りのキャンプギアを見つけて思いっきり自然遊びをしていきましょう!
では、Bon voyage!
よき旅を!